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裏読みし過ぎの映画レビュー

アクション

ドクターストレンジ

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ストーリーあらすじ

神経外科医のスティーブン・ストレンジは天才的な技術で多くの重病患者を救っている医師であるが、おおいに傲慢な性格が欠点である主人公が繰り広げるストーリー。

ある日、自慢のスーパーカーを運転中に不慮の事故にあう。なんとか一命は取り留めたものの、命の次に、ある意味それ以上にストレンジにとって大事な両手の機能を失ってしまった。

このままでは、今まで築いてきた天才医師としてのキャリアの全てが失われてしまうのである。

彼にとって医師でなくなるということは人生が無になるのとイコールのことなのである。

ストレンジは、手の機能を取り戻すための治療をし、失われた人生を取り戻すため、あらゆる手段を模索するのである。

やがて、ある男の事故とその後の奇跡の回復の事例を突き止める。

その男に会いに行き、あるヒントから、神秘に満ちた魔術を伝授してくれるというチベットにいるという魔術師「エンシェント・ワン」のととにたどり着く。

エンシェント・ワンの基、魔術の修行に励むストレンジだが、次第に強大な敵との戦いに巻き込まれてゆく!

 

見どころ

度肝を抜くビュジュアル効果のCG:

見どころとして、まず最初に上げなければならないポイントは、半端ないビジュアル効果です!

CGでしょ!?

なんていう次元を超えた奇想天外な映像はなんといっても監督のクリストファー・ノーランの真骨頂です。

クリストファー・ノーランの前作である『インセプション』(→われらが、渡辺謙兄さんが、ディカプリオと共演した超大作ね)では、パリの街がグニョグニュになりましたが、今回は更にスケールアップして、ニューヨークやロンドン、香港など世界の大都市がグニョグニョ折りたたまれ、逆さになって、横になってくっついて…、収集の付かない事態になっております(^_^;)。

 

ストレンジの心の動き

天才が故にめちゃめちゃ傲慢な性格のストレンジが、事故によって何もかも失い、絶望しながらも、何とか自分の腕の機能を取り返したいという執念をから行動を起こす強靭なメンタリティは「がんばれ!」ってな気持ちについついなっちゃいます。

そして、医学という科学の中にいるストレンジは魔術という非科学的な術によって、自分を本当に託して良いのかの心の葛藤。

更に、その後、魔術を修行しつつ、次第に巻き込まれる戦いの中で、本来は「医師」として人を救うことが生きがいのストレンジが、敵とはいえ人を傷つける行為をしてよいものなのかに悩み苦しむ心の動きが、本作品の見どころの最大のポイントのひとつなのです。

 

こんな人に見てほしい

マーベルの一連の映画ファンには、必須の映画です。

今後、公開されるアベンジャーズシリーズにもストレンジはガンガンに絡んできます。見ておいて、おもしろいレベルではなく、見ておかないとつまらなくなるというレベルです。

特に、魔術つながりで、マイティー・ソーの弟である「ロキ」とのストーリー展開が予想できますので、魔術vs魔術の対決がどうなるのかは期待大です。

さらに、傲慢つながりで、アイアンマンのトニー・スタークとの傲慢対決もストーリー敵に面白い展開にしてくれそうですよね。絶対にこの天才医師と天才科学者の二人はもめます(笑)。

 

この「ドクター・ストレンジ」単体で言えば…。

今、仕事や恋愛などで、大きな喪失感を感じている人には、ぜひ見ておいてほしい作品ですね。このドクター・ストレンジを見ることによって、ゼロから、いやマイナスからでも不屈の闘志を奮い起こし頑張れば何とかなるもんだという気持ちになれます。喪失感を感じながらもなんとかしなきゃと思いつつ、行動できない人の背中をちょっと押してくれるきっかけになる作品です。

 

 

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